体系 |
特許出願の審査 |
用語 |
特許出願の方式審査 |
意味 |
特許出願の方式審査とは、当該出願が一定の方式的要件(特に様式的要件)を備えているかどうかを審査する手続です。
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内容 |
@方式的要件のうち主要な内容は、誰が、どういう内容に関して、独占権付与の意思表示をしたのかということです。独占権の意思を表示するための特許願、発明の内容を記載した明細書、及び要約書は必須の書類です。またそれらの記載が法律の条件に合っていることも必要です。
A最近はインターネット出願が普及し、出願ソフトのチェック機能により特許出願の際に方式的要件の多くの間違いを修正できるようになりました。従って方式審査により補正指令がかかるということは少なくなりました。その反面、方式要件自体がクリアできないと特許出願ができないことになりますので、期日のある特許出願などでは事前の注意が必要です。
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留意点 |
個人で特許申請をしようとする方に注意して頂きたいのは、「方式」や「方式」という言葉に引きずられて、方式的要件を重要でないものと考えないことです。PCT制度では、方式的要件のうち主要なものは、出願の日を付与するための条件とされています。特許制度では先願主義が採用されていますので、特許出願の手続をした日が出願日として認定されないのは、大きな不利益になります。
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