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| [判決言い渡し日] |
| 平成21年9月30日 |
| [発明の名称] |
| AC電流センサ |
| [主要論点] |
| 進歩性判断における阻害要因 |
| [判例の要点] |
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課題解決の原理や技術的思想の共通性、或いは作用効果が決定されるメカニズムの共通性が存在しない場合において、発明の課題が存在しないことは、引用文献同士を結び付けることを妨げる事情(阻害要因)になる場合があります。 |
| [本件へのあてはめ] |
引用発明においては、電力メーター用電流感知トランスジューサーとして、需要家に供給される電力の正確な測定ということが技術的課題とされ、そのために、環状コイルに作用する外因性磁場による悪影響の排除という課題が存在するのに対して、周知例の技術においては、専ら1次コイルと2次コイルの磁気結合の強化ということが技術的課題とされていて、外部磁界による磁気干渉は、格別考慮する必要がない点において、引用発明に周知例の技術を適用しようとするに当たっての阻害要因となり得えます。![]() |
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