STOP! 偽ブランド品
|
偽ブランド品・海賊版/商標出願・特許出願 |
経済産業省のHPによると、特許庁は平成26年12月1日から平成27年2月27日まで模倣品・海賊版撲滅キャンペーンを実施するそうです。若者向けに「ニセモノはかわいくない!」をキャッチコピーとしてとして、総合ポータルサイトなどをはじめとする各種媒体として訴えていくそうなので、是非見てあげて下さい。 http://www.jpo.go.jp/mohouhin/26fy/ 若者をとおの昔に卒業した自分としては、このキャッチコピーの効果のほどは予測しかねるのですが、これまで特許出願や商標出願を通じて真摯に事業を営んでおられる経営者の方とお付き合いをした立場からは、海賊版撲滅の取り組みが成果を上げることを切に願わずにはおれません。 聞けば、近年は、激安偽ブランド品なるものが横行し、内閣府が本年実施した世論調査によると、模倣品の購入を容認する回答者が4割を超えることのこと。 しかし、それは駄目でしょう。本人は見た目有名ブランドに見えるものを身に着けて良い気分かも知れませんが、目の肥えた人は失笑しています。そのブランドは誰かが苦労して立ち上げて営々たる努力の下で継続しているものです。どこかの不届き者がその信用に乗っかって偽物を商売している。それは恥ずべきことだし、その偽物を身に着けて街を闊歩するのは、言ってみれば恥を着飾っているようなものです。著名ブランドのデッドコピーが市場を流通すれば、ブランドの著名性は希釈化して経済的な損失を生じます。偽ブランド品を身に着けて人前に出るのも同じこと。法律に反するかどうかは別にしてほめられたことではありません。 DVD等の海賊版に関しても、それを購入して得した気分になるのかもしれませんが、それは製品のクリエーターの活力を奪い、作品の質を下げ、社会の停滞を招くことになるでしょう。知的財産の購入にお金を惜しむのは、結局、お得なことではないと思います。 |
ニュース見出しへ戻る |