体系 |
特許調査 |
用語 |
テキスト検索 |
意味 |
テキスト検索とは、特許調査の手法の一つで、特許出願の明細書等で使用されるテキストを検索に用いることです。
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内容 |
@テキスト検索は、初心者もやり易い反面、特許調査の質を確保し難い側面もあります。特許出願人が発明を文章化するときに、各人が独自の表現をするからです。また特許電子図書館では、昔の特許出願の明細書等は電子化されていないため、テキスト検索だけでは検索時期に穴があきます。高度の特許調査を行うときは、テキスト検索を予備調査としてIPCを採取し、IPC検索を本調査とします。
A特許電子図書館の公報テキスト検索の画面では「一部一致」の方式が採用されています。例えばパテントに関する専門用語ではへこみを表す表現として「凹部」、「凹溝」、「凹設」などがあります。これら全部を拾うために「凹」のみをキーワードとすることができます。
Bテキスト検索では類義語(同義語、広義語、狭義語)に注意することが必要です。予め類義語集(シソーラス)を参照することが望まれます。また異表記(カップとコップ)、誤表記(シュミレーションなど)に注意することも必要です。
Cさらに技術用語にはある種の方言、例えば企業毎の独特の言い回しなどがあります。
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留意点 |
企業独自の言い回しを見逃すと、その企業が当該分野での先駆者である場合、特許調査に穴があきます。テキスト検索の第1段階として独自の用語を採取することが望まれます。
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