パテントに関する専門用語
  

 No: 143    

展開記号/特許調査

体系 特許調査
用語

展開記号

意味  展開記号とは、我国国内での国際特許分類の運用において、第7版までの国際特許分類を細分化するために国際特許分類の完全記号の後に付与される記号です。

内容 @国際特許分類は、言語によらずに全ての技術を分類するため、どこの国の特許出願にも共通して適用されるという利点があります。その反面、特許出願は、どうしてもその国で盛んな産業の分野で行われるため、世界共通で定められた国際特許分類をそのまま用いると、分類表の一つの項目に多数の特許出願が集中し、新規性・進歩性等の審査においてサーチの負担が増大することになります。そこで第7版までの国際特許分類までは、三ケタの数字で表される展開記号を付加して使用していました。

Aなお、展開記号とともに一桁のアルファベットで表される分冊識別記号も併せて用いられることがあります。
(例) A63F7/02,302@A

B上述の例では“302”が展開記号であり、“,”を用いて国際特許分類の完全記号と区別されます。また“A”が分冊識別番号であり、“@”で区別されます。  

留意点  展開記号及び分冊識別記号は、第8版以降の国際特許分類には付与されないことになりました。しかし、展開記号及び分冊識別記号の分類方法は、FIに引き継がれています。
 
次ページ

※ 不明な点、分かりづらい点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。


 

パテントに関する専門用語一覧へ戻る




今岡憲特許事務所 : 〒164-0003 東京都中野区東中野3-1-4 タカトウビル 2F
TEL:03-3369-0190 FAX:03-3369-0191 

お問い合わせ

営業時間:平日9:00〜17:20
今岡憲特許事務所TOPページ |  はじめに |  特許について |  判例紹介 |  事務所概要 | 減免制度 |  リンク |  無料相談  


Copyright (c) 2014 今岡特許事務所 All Rights Reserved.