体系 |
特許調査 |
用語 |
Fターム |
意味 |
Fターム(ファイルフォーミングターム)は、特許出願等の出願書類(実施例・図面を含む)を構成するタームから技術的観点を抽出した日本独自の特許文献の分類です。
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内容 |
@Fタームは1980年代の「全文書検索及び図面検索システム」から発展した分類です。当時は過去の特許出願等の文献が蓄積する反面、特許出願等の明細書がテキスト化されておらず、全文書検索が出来ませんでした。この状況で特許出願を的確に審査するために実施例や図面を迅速にサーチすることが必要でした。
A国際特許分類やFIは階層構造(生物分類の○○目××科の如きもの)を有しますが、FタームはFIの項目約20万程度を2600程度のテーマに整理して、テーマコード毎に観点を定めています。
BFタームのテーマコードは、特許出願等の実施例や図面にも付与されます。FIの対象は発明の主題(→請求項)ですので、広い対象から技術を拾い出せます。
CFタームは、例えば観点AA00(目的)の下でAA01(安全性)・AA02(経済性)の如く付与されます。
D→FSターム・FMターム
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留意点 |
Bに関して、同一観点内のFターム同士のAND演算、FタームとFIとのAND演算をすると漏れが多くなります。特許出願が互いに独立の発明Aの実施例a及び発明Bの実施例bを含むとき、各実施例に対応するFターム(又はFI)同士の組み合わせとなる可能性があるからです。
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