内容 |
①国際特許分類は、特許出願に係る発明の技術範囲を網羅的に分類するため、生物分類に類似したディレクトリツリー状の階層構造を有します。すなわち生物分類表で「○○目××科」というときに“○○目”が“××科”を含むのと同じように、国際特許分類において或る項目はそのすぐ下の項目を含みます。
②こうした理由から、特許分類検索においては、ある項目を指定したときに、その項目の下位に存在する項目も検索対象に含まれます。
③これに対して、公開テキスト検索は、テキストの意味を考慮しないで、入力した検索語句と同じテキストを有する技術文献を拾ってくるという性質があります。例えば検索項目入力欄に“A00D/00”と入力されたら、その項目に属する下位の項目も探すという機能は付加されていないのです。
④その結果として、特許分類検索の画面でIPC検索の場合には、入力した国際特許分類の記号だけでなく、下位の記号も検索対象となるのに対して、公報テキスト検索では、入力した記号だけが検索対象となります。
⑤従って検索の方法により、検索結果に違いを生じます。
⑥なお、国際特許分類で、下位の分類を検索したくない場合には“$”を付けて“$A47D7/00”のように表現します。
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