内容 |
①日本では特許出願等に係る文献をIPC・FI・Fタームで検索できますが、この3種類以外に補助的に使用できるファセット分類記号があります。
②“補助的に”という理由は、全ての特許出願にファセット記号分類が付与される訳ではないからです。
③上述のIPCは世界共通の分類であり、5つの階層(セクション・クラス・サブクラス・グループ・サブグループ)からなります。FIは日本固有の特許出願の事情を反映してIPCを細分化したもの、FタームはFIの分類で特許出願が集中する技術分野のまとまりを反映したものです。IPCの上位の区分を横断して検索したいという要請に応えるのがファセット分類記号です。
④ファセット分類記号は、3個の英文字から構成されます。3個の英文字の最初の1文字はセクション記号と同じですが、広域ファセット分類記号の場合はZを用います。2~3番目の文字はI及びOを除く英文字が使用されます。
⑤ファセット分類記号は公開テキスト検索で検索できます。
⑥パテントマップガイダンスのキーワード検索でキーワードにファセット分類記号を入力し、FIハンドブックを選択すると、ファセット分類記号の説明を参照できます。
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