内容 |
①多くの国では一の特許出願で特許を請求できる範囲に制限を課していますので(発明の単一性)、多くの特許文献のデータベースの特許分類を集計すると、ある技術的なまとまり(例えば乳製品とか菓子など)が存在します。各まとまりをテーマとしてコードを付与したのが、テーマコードです。
②技術的なまとまりと言うと、IPCもクラスやサブクラス等の階層もまとまっていますが、IPCは世界的な基準ですので、日本の特許出願について特許調査しようとすると、関連する技術があちこちに散らばっていて不便なことがあります。例えばバターの製造に関して、IPCはA01J(酪農製品の製造)及びA23C(乳製品など)という区分にそれぞれ分類されます。前者は農業の分野の区分、後者は食料品の分野の区分であり、それぞれに関係するので、やむを得ず、こうした扱いをしているのです。テーマコードは、IPCとは別の視点からより実用的に付与されています。
③例えばFタームリストを開くと、画面の左側にテーマコードが表示され、その隣に日本語でのコード説明及びFI適用範囲が二段書きで記載されます。
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