パテントに関する専門用語
  

 No: 175    

FIハンドブックの利用方法/特許調査

体系 特許調査
用語

FIハンドブックの利用方法

意味   FIハンドブックを利用して特許調査する手順を説明します。
内容 @FIは、特許出願の内容のうち特許請求の範囲に対応した特許分類です。ここではIハンドブックのみを用いて検索する場合を説明します。

A例えば生の苺の芯をくり抜いてアイスクリームを充填した食べ物(解凍してもアイスクリームが流れ出しにくいもの)について検索するとします。

Bパテントマップガイダンスのキーワード検索で「果実」を入力し、参照画面で「FIハンドブック」を選択し、ヒットした60件から次のものを残しました。→検索経過の保存
 A23C9/133(果実又は野菜) A23L1/212(果実又は野菜の調整)

Cアイスクリームに関して同様の手順で次のFIを選びます。 
A23G9/00(冷菓)

D上記CのFIのテーマコード4B014を開いて、観点GG00(原料)からGG09(果実・野菜)を選び、次の検索式を立てて実行します。
 [A23C9/133+A23L1/212+A23G9/00]*GG09

Eヒット数520件の中に特開2002−360176(アイスクリーム充填苺)が見つかりました。この公報はBで挙げたFIの範囲から外れた処に在りました。

留意点  アイスクリーム入りの苺だから果実のFIと冷菓のFIとをAND演算するというのは不正解です。並列的な概念は、まず和集合とすることが妥当です。

 

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