体系 |
法律全般 |
用語 |
条件 |
意味 |
条件とは、法律行為の効力の発生又は消滅を、将来発生するか否かが不確実な事実の成否にかからせる附款を言います。
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内容 |
①条件の意義
(a)典型的な条件として、停止条件及び解除条件があります。
(b)停止条件とは、“試験に受かればプレゼントをあげる”のようにその成就まで法律行為の効果の発生を停止する条件です(→停止条件とは)
(c)解除条件とは、“留年をすれば奨学金を打ち切る”のように、事柄の成就により法律行為の効果を消滅させる条件です(→解除条件とは)。
(d)特殊な条件として次のものがあります。
(イ)不法条件…その条件を付けることで法律行為が不法性を帯びるもの。
(ロ)不能条件…条件を満たすことが客観的に不可能なもの。
(ハ)随意条件…成就することが債務者の意志だけに係る条件。
②条件の内容
職務発明の特許を受ける権利(特許出願をする権利)に関して、“従業者が使用者の業務に関して職務発明をしたときにはその特許を受ける権利を使用者に承継させる。”旨の条項を予め使用者と従業者との間で締結したときには、この契約は、停止条件付き譲渡契約であると一般には解されています。
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留意点 |
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