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①特許出願等の特許分類として国際特許分類がありますが、これは、セクション→クラス→サブクラス→グループ→サブグループという階層を有しています。さらにこのサブグループは、ドット(・,‥,…)を用いて上下関係を付けています。すなわち、(・)→(‥)→(…)という階層があり、(‥)はその直前の(・)の下につき、(…)は(‥)の下につくという具合です。
②ターゲット表示は、最上位のセクションから指定の階層(ターゲット)までの道筋を直列的に表示し、更にターゲットより下の階層があれば一つ下の階層まで表示するものです。下図にA23G(ココア~)→9/00(冷菓,そのための混合物)→9/04(冷菓,~の製造)→9/08(バッチ式製造)→9/12(動かない容器中で~撹拌手段を用いるもの)という道筋を示しています。
③ターゲット表示は、例えば特許出願の準備段階で自分の発明の周辺技術、特に上位概念を把握するのに便利です。例えば原材料を固定容器内で撹拌してアイスクリームを製造するアイディアを考えたとして、上述のターゲット表示では、それが国際的には「バッチ式」製造と呼ばれる分野に属する技術であることが判ります。特許出願の特許請求の範囲を作成するときに、より上位の請求項を考えるヒントとなります。
④パテントマップガイダンスの表示種別には、ターゲット表示の他に、一覧表示、及び、同階層表示があります。
⑤パテントマップガイダンスの表示種別の選択は、パテントマップガイダンスの照会の画面の最下欄のボックスで選択できます。
⑥ターゲット表示は、国際特許分類と、国際特許分類を更に細分化したFIとの何れかに関して、メイングループ以下で照会するときについて適用可能です。
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