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@シーズの意味
シーズとは、もともと“種”という意味です。
例えば特許出願中又は特許出願前の技術には、未だ“シーズ”の状態にであって、そのままでは顧客に提供できないものが多くあります。
種(シーズ)を顧客の要求(ニーズ)に合わせて、製品化し、或いは具体的なサービスに発展させることが重要であるとされています。
Aシーズの内容
(a)技術開発は、ニーズ志向(消費者志向)で行われる場合と、シーズ志向で行われる場合とがあります。
(b)前者は、消費者が困っていること(或いは望んでいること)は何かをマーケッティングして、それを可能とする技術を探しに行くという如くです。
例えば“油で揚げていない揚げ物”のような食品を食べたいという消費者の健康志向を見出して、ノンフライ技術による製品を開発するという如くです。
(b)後者は、製品化の種である技術に着目して、それをどういう形で活用できるのかを考え、新しい需要を創造していくという形です。
自らが開発した基本技術(既に特許出願を終えた技術を含む)の改良・発展を図る場合に限らず、他分野における他人の優れた技術を自らの分野の製品に転用する場合も含みます。
その技術のすり合わせの際に工夫をしたり、転用により、新しい作用を生ずる場合には、特許出願をしたときに進歩性が認められる可能性があります。
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