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@多くの国では、特許出願の実体的要件(新規性・進歩性)に関して世界主義が取られているため、特許調査も外国の特許庁が発行した特許文献を対象に含めることが望まれます。しかしながら、従来は各国の特許庁は、独自の方法で特許を分類していたため、海外の特許文献の特許調査は必ずしも容易ではありませんでした。そこで1975年に発効したストラスブール協定の下で国際特許分類が定められました。
A国際特許分類は、例えばA01D1/02の如く表記され、セクション(A)・クラス(A01)・サブクラス(A01D)・メイングループ(A01D/00)・サブグループ(A01D/02)という階層を有します。
Bサブグループ同士の関係は、並列とは限らず、隣接するサブグループの間でドット(・,‥,…)で表される介装上下関係がある場合があります。例えば或るグループ内で次のように記載されていれば◎⊃○⊃□⊃△という階層関係があります。
1/00 ◎
1/02 ・○
1/04 ‥□
1/06 …△
C特許電子図書館のIPC検索を用いて、国際特許分類で検索するときには、“前方一致”させる場合には、“A01D/?”のように入力します。“完全一致”させるときには“$A01D/02”のように入力します。さらに詳しいことに関してはIPC検索を参照して下さい。
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