体系 |
特許調査 |
用語 |
版数による国際特許分類表の相違 |
意味 |
国際特許分類表は、版数により内容的でも分類形式でも異なる点があります。
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内容 |
@国際特許分類表は、何度も更新され、第1版から第8版まで存在します。
A特許公報では、第1頁の左上側に国際特許分類の情報があり、ここで国際特許分類表の版数も判ります。
B版数の表記に関して、第1版から第7版まではInt Cl 7 の如く肩つき数字で版数が表され、第8類以降では分類記号の後に(2006.01)の如く改正年月が記載されます。
C分類形式に関して、第1版〜第7版になくて、第8版にある概念としてアドバンストレベルとコアレベルとがあります。
Dまた日本国特許庁では、第7版までは、国際特許分類表に加えて日本独自の識別番号を付与していました。しかしながら、第8版以降は識別番号が付与されません。
D一旦特許公報に付与された国際特許分類の分類記号は、国際特許分類表が更新された後も訂正されません。国際特許分類表の変更の際に、各グループが引き継がれる場合は良いのですが、そうでないときがあるので、注意が必要です。
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留意点 |
Dに関して、特許出願に先立つ特許調査において、昔の特許公報に付与された分類記号で検索しても、国際特許分類表の該当部分が変更されており、新しい国際特許分類表の下では全くヒットしない場合があります。このとき、探している技術が存在しないと判断すると、調査漏れとなります。
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