体系 |
特許調査 |
用語 |
分冊識別記号 |
意味 |
分冊識別記号は、特許調査のために我国特許庁が独自に付与する記号であって、国際特許分類の下位の項目又は展開記号を更に小さい集団に分割(分冊)するためのものです。
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内容 |
①展開記号と分冊識別記号とは、国際特許分類の更に細分化する点で共通しますが、細分化の手法が異なります。
②展開記号は、生物分類表に似た国際特許分類の階層構造の一部です。最下位の項目中の部分に特許出願が集中すると、その部分を下位の集団として展開し、後日この集団の一部分に多数の特許出願が集中したら更に展開できます。
③他方、分冊識別番号のイメージは、書籍の分冊です。専門書を上巻・中巻・下巻と分けるのと同じです。
④但し、分冊識別番号同士もドットを用いて上下関係を作ることはあります。
⑤分冊識別番号は、国際特許分類の完全記号又は展開記号の後に“@”及びアルファベット一文字を組み合わせて“…@A”、“…@B”のように表示されます。@は完全記号等と分冊識別記号との区切りを示すだけの記号です。公開テキスト検索の入力時には@は省略します。
⑥アルファベットはAから始まる連続文字としますが、最後の文字には、その前の一連の記号の何れにも属しない“その他”を意味するZを用います。
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留意点 |
⑥に関してZに属する特許出願等の件数が多い場合は多いので、分冊識別記号で検索する場合には、Zも検索範囲に入れることに留意すべきです。
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