体系 |
特許調査 |
用語 |
コンコーダンス検索 |
意味 |
コンコーダンス検索とは、パテントパップガイダンス(以下PMGSという)の特許調査用のツールでFIとIPCとの対応を示すものをいいます。
|
内容 |
①国際特許分類であるIPCは、しばしば改正があり、特に第8版はそれ以前のものと比べて大きく異なるので、注意が必要です。例えば最近の特許出願の公報(公開テキスト検索で見つけたもの或いは紙の公報)で関連する先行技術を見つけたとします。その特許出願から遡って過去の特許出願等の文献を調べようとして、公報に掲載されていたIPCの区分で特許調査をしたところ、ヒットがないので、先に見つけた特許出願以外に先行技術はないと結論すると失敗する可能性があります。その区分自体が昔の版のIPCに存在しなかったかも知れないからです。
②FIは、基本的に時代によって変化しないので、コンコーダンス検索でIPC(最新版)→FIの検索を行うことが有用です。
③コンコーダンス検索の入力及び検索結果の例を図示します。入力例のコードF21L4/00は携帯電話などに対応するものです。
④なお、本来のコンコーダンスの意味は用語索引ということです。
|
留意点 |
②に関連して、古い特許出願等の公報から採取したIPCよりFIを求めるときには、パテントマップガイダンス(旧版)が利用できます。
|