内容 |
①IPCは、ドイツの特許分類を基礎とする特許分類に関する欧州特許条約の分類に準拠しています。IPCでは、8つのセクションをそれぞれ複数のクラスに分けていますが、クラス分けの根拠は、その地域の特許出願の事情を反映するものと考えられます。
②IPC8版のAセクションの下では、16個のクラスがあり、これらが4つの見出しにより分けられています。但し、見出しは、分類番号が付与されておらず、IPCの階層ではありません。
③クラスの概念は広狭の程度が顕著に違います。例えばA01は農業・林業・畜産・狩猟・漁業など複数の業種を包含しますが、例えばA43の履物は発明の対象となり得る程度の広さです。しかし公開特許公報フロント検索のIPCの欄に「A23」と入力するとエラーとなります。
④IPCは版ごとに異なりますが、その相違はクラスの階層に及ぶことがあり、例えば4版にはA99は存在しません。
⑤クラスの内容は、パテントマップガイダンスで調べられます。照会機能のIPC照会の欄に例えば「A23」と入力して照会すると、そのクラス中のサブクラスが表示されます。→「一階層上」をクリックすると、同列のクラスが全て表示されます。
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