パテントに関する専門用語
  

 No:  1464   

Judical opinion(判決理由)/特許出願/進歩性

 
体系 外国の特許法・特許制度
用語

Judical opinion(判決理由)

意味  Judical opinion(判決理由)とは、判事によって記載された判決の理由を説明する意見です。



内容 ①Judical opinionの意義

(a)“judicial opinion”は、法律上の論争を解決する過程で裁判官又は裁判官の合議体により作成される法律上の意見です。



(b)“judicial opinion”は、法律上の論争を解決する決定 (Decision)を提供し、論争につながる事実及び決定に至るために使用される法律の分析を示すものです。
決定(Decision)とは

(c)Judical opinionの種類としては、majority opinion及びdissenting opinionがあります。

 “majority opinion”は、法廷のメンバーの過半数が同意するjudicial opinionです。

 “dissenting opinion”は、majority opinionに同意できない一人以上の判事により記載された意見です。


②Judical opinionの内容

(a)特許侵害訴訟では、被告側の抗弁として、特許が無効であること(例えば特許出願前に公知であった先行技術から特許発明が自明であり、我が国で言う進歩性を欠いていること)が主張されることが少なくありません。

 特許無効の抗弁が採用されて侵害が成立しない旨の結論に至ったときには、当該抗弁の内容(一般的には、特許出願前にどういう先行技術が存在し、どういう理由で自明であるという結論に至ったかなど)がJudical opinionに記載されます。

 判決が判決を受けた当事者を拘束することは当然のことですが{→Res Judicata(既判力)とは}、Judical opinionに記載された裁判所の判決は、当事者の一方が異なる後の裁判においても影響力を有します{→コラテラル・エスペットルとは}。

(b)もっとも、米国特許商標庁が行う当事者系レビューに関しては、先の裁判のJudical opinionの拘束力を受けないという判決が出されています。

 当事者系レビューと裁判手続きとでは証明責任の基準が異なり、同じ証拠から異なる結論が出される可能性があるという理由によるものです。



留意点

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