No: |
1481 Claim Construction/特許出願 |
体系 |
外国の特許法・特許制度 |
用語 |
Claim Construction (クレーム解釈)の意味 |
意味 |
Claim
Construction(クレーム解釈)とは、クレームの意味を理解することを言います。
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内容 |
@Claim Constructionの意義
(a)“Construction”の国語的な意味は、“言葉や文章や行為の意味を理解すること”です(Oxford
disctionary)。
(b)“Claim Construction”と類似する概念として、“Claim
Interpretation”があります。
この2つの用語を訳し分けることは難しいのですが、“Claim
Interpretation”は、文理解釈的なものであるのに対して、“Claim
Construction”は、法律効果を考慮した総合的な解釈(条理解釈を含む)です。 →“Claim
Interpretation”とは
(c)“Interpretation”という言葉は、もともと、“解釈、解説、説明”という意味であり、従って、“Claim
Interpretation”は、明細書の記載を参酌しながらクレームの文言に基づいて、特許出願人がクレーム中の文言をどういう意味に用いているのかが解釈の中心となります。
他方、“construction”は、(論理などを)組み立てるという意味であり、従って、“Claim
Construction”は、“Claim
Interpretation”から更に進んで、均等論や包袋禁反言の適用の是非などを考慮しながら、特許発明の価値の及ぶ範囲を作り上げていく作業になります。
→“Interpretation”及び“construction”の相違
AClaim
Constructionの内容
(a)陪審制度を採用する米国では、クレームの解釈は裁判官の専権事項であると最高裁判所により判示されています(→Markman判決とは)。
クレームの解釈(claim construction)に関する主要な問いは、陪審ではなく、判事に対して行われるべきである。
“The ultimate question of claim construction is for the judge,
not the jury.”
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留意点 |
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