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556 特許出願の要件(外国)/First to File
system/先願主義 進歩性 |
体系 |
外国の特許法・特許制度 |
用語 |
First to File System |
意味 |
First to File System(FTF)とは、米国を含む各国で特許出願の要件として現在に採用されている方式であって、同一の発明について複数の特許出願人が競合した場合に最初に特許出願をした者にpatentを付与すること、新規性・進歩性(非自明性)の有無も特許出願をした時を以て判断することを内容とする主義です。
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内容 |
①特許出願のFirst to File Systemの意義
First to File (FTF) Systemは、同一の発明に対して複数の特許出願が行われた場合に、最先の特許出願に対してを付与する主義です。同様の場合に最先の発明者にを付与するFirst to Invent (FTF) systemと対立する概念です。 →First to Invent System とは
②特許出願のFirst to File Systemの利点
第1に、特許出願の先後を以てを付与するものを決定することは、発明の時点を以て決定する場合に比べて手続的に容易です。特許出願は行政機関に対する手続であり、出願の日(又は時)を確定することはその気になれば簡単だからです。
第2に、権利の安定性が期待できます。patentを付与した後に他人が“自分の方が先に発明していた”ということを回避できるからです。
第3に、発明が完成した時から特許出願までの時間が短縮されることが期待でき、発明の早期開示につながります。
③FTI制度からへのFTF制度への移行
First to Invent Systemを採用する国は次第に減っていきました。カナダが1989年に、フィリピンが1998年にそれぞれへFTF移行し、遂にアメリカも2013年に同制度に移行しました。
なお、米国で採用されているFTFを(FITF)と呼ぶことがあります。 →First Inventor to File systemとは
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留意点 |
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