No: |
798 訴状/特許出願(外国)/特許侵害/特許ライセンス |
体系 |
外国の特許法・特許制度 |
用語 |
訴状(Complaint) |
意味 |
訴状(Complaint)とは、米国等において裁判所に訴えを提起するための書面です。
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内容 |
@訴状の意義
(a)特許侵害を含む訴訟は、正式には被告に訴状が送達されてから始まります。
(b)米国の場合、原告がまず裁判所に訴状を提出(file)し、次に被告に対して訴状を送達するのが一般的です。
(c)なお、特許出願に対する米国特許商標庁の拒絶審決に対して訴えを提起するときには、“appeal”という手続をしなければなりません。
これは上級機関であるCAFCへの控訴です。
審査官による特許出願の拒絶に対する審判部(Patent Trial and
Appeal Board)への不服申立も”apeal”といいますが、それとは別の手続です。
(d)裁判所の決定に対する訴えに関しては、“petition”という用語が使われます。
例えば最高裁判所への上訴の申立は、“petition of a writ of certiorari”です。 →Supreme
Courtとは
A訴状の内容
(a)訴状の送達は、裁判所に訴状が提出されてから所定期間内にしなければなりません。原告としては、この期間内に何時送達をするのかは自由であり、この時間を利用して被告との間の交渉(特許の場合であれば特許ライセンス交渉)を持ちかけることもあります。
(b)訴状に不備がある場合に、相手方は動議(Motion)を行って不備を争うことができます。 →動議(Motion)とは
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留意点 |
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