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No: |
588 パテントポリシー／特許の活用／特許出願／ |
| 体系 |
ビジネス用語 |
| 用語 |
パテントポリシー |
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定義 |
パテントポリシー（patent
policy）とは、技術標準に組み込まれた技術に関して、特許権等の知的財産権を行使するときの約束事を事前に定めたものです。
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| 内容 |
①パテントポリシーの意義
フォーラム標準を策定する場合に、標準必須特許を有する権利者が技術標準の実施者に対して過酷な権利行使を行うホールドアップ問題が生ずると、特許の活用や技術の普及に大きな障害となる可能性があります。
こうした問題を回避し或いは軽減するために、パテントポリシーを定める意義があります。
②パテントポリシーの内容
パテントポリシーとして、通常次のことが盛り込まれることが多くあります。
（ａ）標準の規格に取り込まれる可能性がある技術が、特許出願の対象となっているなど、自らが保有する特許権等の対象となる可能性があると認識するに至った標準化団体の参加者は、その旨を標準化団体に報告すること。
（ｂ）この報告をした参加者は、その技術が標準の規格に取り込まれたときに、どのような条件でライセンスするのかを宣言するものとし、有償である場合にはＦＲＡＮＤ宣言を行うこと。
③パテントポリシーと権利の濫用
ＦＲＡＮＤ宣言をしながら、技術標準に必須の技術に対して特許出願し、取得した権利に基づいて技術標準の実施者に対して、十分なライセンス交渉の機会も与えずに差止請求権を行使する場合には、権利の濫用とするという判例の傾向があります。
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