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749 クレームチャート/特許出願/特許の活用/特許侵害 |
体系 |
権利内容 |
用語 |
クレームチャート |
意味 |
クレームチャートとは、ある目的で特許出願(或いは特許)のクレームに記載された内容を整理し、表かするために用いられるチャートです。
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内容 |
@権利侵害訴訟への対応に使用されるクレームチャート
この種は、被疑製品が特許発明の技術的範囲に属するか否かを分かり易く示した表であって、特許クレームの発明特定事項毎に、表の一方側に特許クレームの或る要件を、他方側に被疑製品の対応する要件をそれぞれ記載したものです。
特許侵害が成立するためには、全ての発明特定事項を被疑製品が備えている必要があります(→権利一体の原則)。
クレームチャートにより、特許クレームを発明特定事項毎に分解して、それを被疑製品と対比させ、一致していることが明らかな事項と、争点となりそうな事項とを分別することができます。
A特許出願人が標準化会議へ対応するために使用されるクレームチャート
いわゆるフォーラム標準において技術標準化を目指す技術を特許出願する場合には、通常は、技術標準会議に先立って特許出願を行うとともに、技術標準化会議で自社の技術を提案し、会議での方向性を踏まえて、特許出願の技術が規格に採用されるように、特許出願の明細書・請求の範囲の補正、国内優先権の主張を伴い新たな特許出願などを行います。
→フォーラム標準とは
特許出願を行った直後に、権利化の方向性を記載したクレームチャートを作成する。このクレームチャートには、議論の状況や採用の見込みや、他社提案の動向などを記載しておくと便利です。
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留意点 |
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