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 パテントに関する専門用語
  

 No:  877   

訴訟要件/特許出願/進歩性

 
体系 権利内容
用語

訴訟要件

意味  訴訟要件とは、民事訴訟上、原告がその請求について実質的な審判を受けるために必要な要件です。


内容 @訴訟要件の意義

(a)訴訟要件は、原告の訴えについての本件判決を行う前提条件ですから、訴訟要件を欠くと裁判所が認めるときには、本案判決は行われません(→本案判決とは)。

(a)裁判所は、訴訟要件を欠くと認めるときには、訴え自体を不適法として却下する訴訟判決を行います。

(b)“訴えの却下”は、具体的内容を審査した結果、請求に理由がない場合の「棄却」とは一般に区別されます。

A訴訟要件の内容

(a)訴訟要件には、当事者に関する訴訟要件(当事者適格など)、訴訟対象に関する訴訟要件、裁判所に関する訴訟要件の3種類があります(→訴訟要件の種類とは)。

(b)当事者適格は、民事訴訟(行政訴訟を含む)で問題となり、当事者適格のない者による訴訟提起は、一般的に訴えの却下の要件となります。

 例えば特許出願の拒絶審決に対して仮に当事者(特許出願人)以外の者が審決取消訴訟を提起したとしても、裁判所は新規性や進歩性といった具体的な拒絶査定の理由に立ち入ることなく訴えを却下するのです。
 →訴え却下判決とは


留意点

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